仕事の為に乗ったバイクから降りられなくなったこと

仕事の為に乗ったバイクから降りられなくなったこと


私は北海道に住んでいます。移動の手段はバイクで、車を持っていません。
冬は愛車にスパイクタイヤを履かせて走っています。
よく「冬もオートバイ?転ばないの?」と聞かれるのですが、余裕です。
むしろ車よりも安心して走れます。
万人におすすめすることではないのですが、冬でもバイクに乗れるのです。
私が車を持たず冬でもバイクにのっているのは、初めての仕事が原因でした。
・大学を卒業して、配達の仕事をする
私が大学を卒業して入った会社は郵便局でした。
当時はまだ公務員でした。
「仕事で必要だから」と小型二輪の免許も取らせてくれました。
バイクにはすぐに慣れたのですが、不安がありました。
それは「冬はどうやって配達するのか?」ということです。
先輩に聞くと「当然、バイクだ」といわれました。
バイクにスタッドレスタイヤを履かせて、チェーンを巻いて走るのです。
北海道の田舎でしたので、冬になるとホワイトアウトするぐらいの場所です。
「やればできるから」という言葉をいただき、冬を迎えました。
・やっぱり転ぶ、冬のバイク
初雪がどかっと降って、その日の配達におそるおそる出発しました。
最初の交差点で転びました。
ぜんぜん「やればできる」なんてことはなく、どうやっても転ぶのです。
その日はしかたなく、曲がらなくてはいけないときは足をつきながら曲がりました。
恐ろしく時間がかかったのを覚えています。
そんなことをしながら1ヶ月が経過しました。
・冬のバイクのコツをつかむ
いつしか転倒することも少なくなり、コツをつかんできました。
「な、やればできるだろ?」と言われました、確かになんとかなります。
20kgはある郵便をのせて、まっしろな田んぼの中の道を走っているときは、気持ちがよくてハイになりました。
すっかりバイクにはまってしまい、プライベートでもバイクに乗り始めました。
・それからバイクを降りられなくなる
それから郵便局をやめ、北海道のさらに田舎で生活してます。
車を所持することはなく、生活の足はつねにバイクです。
原付2種なので車検もなく、車検がないので自分で整備してます。
おかげで維持費は激安です。
高いお金を出して車に乗る必要が私にはありません。
きっと死ぬまでバイクから降りられないんだろうと思います。


バイク 処分